WordPressのインストールが完了すると、つい安心して「とりあえず記事を書いてみよう」と思ってしまう方も多いかもしれません。
しかし、インストール直後のWordPressには、セキュリティやSEO、サイト表示に関する重要な設定がほとんど手つかずの状態です。
そのまま放置してしまうと、知らないうちにスパム被害に遭ったり、検索順位が伸びなかったりといった問題が起こる可能性があります。
この記事では、初心者の方でも迷わず実践できる「WordPressをインストールした直後にやるべき初期設定」を10項目に絞って解説します。
最初にしっかり準備しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、安心してブログ運営をスタートできます。
一般設定でサイト情報を整える
まずは「設定」→「一般」から、サイトタイトルとキャッチフレーズを自分のサイトに合った内容に変更しましょう。
これらはGoogle検索結果やブラウザタブに表示される重要な情報です。
キャッチフレーズは空白にしても問題ありませんが、SEO対策を考えるならキーワードを含めるのもおすすめです。

パーマリンク設定を「投稿名」に変更
パーマリンクは、投稿やページのURL構造を決める設定です。初期状態では「?p=123」など意味のないURLになっていますが、これはSEO的にも読者の視点でも不親切です。「設定」→「パーマリンク設定」から「投稿名」に変更することで、記事URLが「/sample-post/」のように分かりやすくなります。

テーマを変更してデザインを整える
WordPressはテーマによって見た目が大きく変わります。デフォルトのテーマのままでも問題はありませんが、自分のブログの目的や雰囲気に合ったものを選ぶことで、訪問者の印象を良くすることができます。初心者に人気の無料テーマとしては「Cocoon」や「Lightning」、「Xeory」などがあります。テーマは「外観」→「テーマ」から追加・有効化できます。

以下の有料テンプレートもプロ並みのブログデザインにすることができますのでおすすめです!!
必要なプラグインを導入
WordPressにはプラグインという追加機能があり、用途に応じてさまざまな拡張が可能です。以下はインストール直後におすすめのプラグインです:
- SiteGuard WP Plugin
- ログイン画面の保護などセキュリティ強化
- SEO SIMPLE PACK
- SEO対策の基本設定
- WP Multibyte Patch
- 日本語環境での不具合対策(特に必要)
- UpdraftPlus
- バックアップ用(定期保存)
もちろん上記以外にも沢山プラグインがありますので、必要に応じてインストールしてみてください。
XML-RPC機能の無効化
WordPressには「XML-RPC」という外部サービスと連携する機能がありますが、現在ではほとんど使われておらず、むしろセキュリティリスクになることが多いです。SiteGuardなどのセキュリティプラグインを使えば、ワンクリックでこの機能を無効化できます。
コメント機能の見直し
ブログによってはコメント機能を無効にしたい場合もあります。「設定」→「ディスカッション」から、「コメントの投稿を許可する」のチェックを外す、または「コメントは手動で承認する」にしてスパム対策をしておきましょう。Akismet Anti-Spamなどのプラグインも併用するとより安心です。
また、コメント機能を使用する場合はコメントしたユーザーのユーザー名がリンクになってしまうので、以下の対策をすることをおすすめします。
1:WordPress管理画面 → 外観 → テーマファイルエディター
2:使用中テーマの functions.php
に以下を追記:
// コメント欄のユーザー名リンクを削除
function remove_comment_author_links($author) {
return strip_tags($author); // HTMLタグ除去
}
add_filter('get_comment_author_link', 'remove_comment_author_links');
プロフィール情報を整える
「ユーザー」→「プロフィール」からニックネームや表示名、プロフィール文を登録しましょう。記事の投稿者名やフッターなどに表示されるため、信頼性を高めるためにも必ず設定しておきたい部分です。SNSや連絡先のリンクも記載できます。
Googleアナリティクス・サーチコンソールとの連携
アクセス解析を行うためにはGoogleアナリティクスの導入が必須です。また、Googleサーチコンソールにサイトを登録することで、検索表示状況やインデックスエラーの確認ができます。SEO SIMPLE PACKなどのプラグインを使えば、これらのタグを簡単に設置できます。
サンプルコンテンツの削除
WordPressインストール時には「Hello world!」という投稿や「サンプルページ」が自動生成されています。これらは不要なので、「投稿」「固定ページ」から削除しましょう。
意図せずにサンプルページがGoogleにインデックス登録されてしまわないように注意しましょう。
同時に、デフォルトのコメント(Hello worldへのコメント)も削除するとスッキリします。
セキュリティ&バックアップ対策
最後に、最も重要なのがセキュリティとバックアップです。前述のSiteGuard WP Pluginでログイン通知や画像認証を設定し、UpdraftPlusで週1回程度のバックアップ設定をしておきましょう。
バックアップはGoogle DriveやDropboxなど外部ストレージへの保存が便利です。
まとめ
以上が、WordPressをインストールした直後にやるべき初期設定の10項目です。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、これらをしっかり行っておくことで、後々のトラブルを未然に防ぎ、安心してコンテンツ制作に集中できます。ぜひ本記事を参考に、万全なスタートを切ってください!
まだサーバー契約で悩んでいる方はこちらの記事も参考に➡︎【初心者OK】エックスサーバー契約からWordPressブログを10分で始める方法
ブログの記事内容に困っている方はこちらの記事をご覧ください➡︎【テンプレ付き】ChatGPTでブログ記事をサクッと作る方法|初心者でもすぐ書けるコツ
コメント